こんにちは、うにパパです!
「蓄電池がお得ってよく聞くけど、メリットとデメリットがよく分からない。。。」
「一般的なメリット・デメリットじゃなくて、実際に導入した人のリアルな感想が知りたい。。。」
家庭用蓄電池がお得ってよく聞く中で、こんな疑問を持たれていませんか?
今回は、そんな家庭用蓄電池のメリット・デメリットについて興味がある方に向けて、
うにパパ家が実際に蓄電池を導入してみて感じた、リアルなメリットとデメリットをご紹介したいと思います。
この記事は次のような人におすすめ!
何となく「蓄電池がお得!」ってよく聞くけど、そもそも蓄電池って何?蓄電池って何が良いの?とモヤモヤされているパパさん・ママさんは多いと思います。
私も同じでした。なので、実際に蓄電池を導入しているうにパパが、初心者の方でも理解できるように分かりやすく解説します。
最後まで読んでいただければ、きっと「うちも導入するか!」と思っていただけると思います。
それでは早速いきましょう!
家庭用蓄電池は、例えるならば”巨大モバイルバッテリー”
まず初めにそもそも蓄電池とは何か分かりやすく解説します。
家庭用蓄電池を例えるならば、「巨大モバイルバッテリー」です。
皆さんスマートフォンを外出先で充電する際に、モバイルバッテリーを使用しますよね。
そのモバイルバッテリーに対して、外出前に事前に家で電気を貯めておき、
そして外出先の電源が無い場所でも、そこからスマホに給電することができますよね。
自宅に設置する家庭用蓄電池もそれと同じイメージです。
蓄電池に対して、昼間に太陽光発電した電気を貯めておき、
そして夜間の太陽光発電が無い時間でも、そこから家の中に給電することができるとっても便利なアイテムなのです。
家庭用蓄電池=巨大モバイルバッテリーとイメージしていただければ大丈夫です。
我が家の蓄電池のリアルな使い方:昼間に充電&夜消費
それでは続いて、我が家が実際にどのように蓄電池を使用しているのかご紹介します。
我が家は基本的に「自家消費を最大化する」使い方をしています。
具体的には、昼間の太陽光発電をしている時間帯に、エコキュートの炊き上げやEV充電などをまとめて行っています。
それでも晴れている日は蓄電池を100%まで充電することができます。
そしてMAXまで蓄電池に貯めた電気を、夜間のIHコンロや洗濯機やエアコンで消費することで、昼間に作った電気を無駄にすることなく自家消費することができています。
実際に我が家のとある1日の発電&蓄電状況のグラフがこちらです▼
朝の7時くらいから夕方の15時くらいまで太陽光発電(緑色棒)をしています。
その日中の時間帯に合わせてエコキュートの炊き上げなどの電力消費(黄色棒)を行っていて、
余剰電力はまず優先的に蓄電池への充電(青色棒)に充てられています。
それにより、日中の早い時間帯で蓄電池の残量(水色線)がMAX100%の状態になっていて、
日中の10時くらいからは売電(紫色棒)が十分にできている状態です。
また、夜間の18時頃はIHなどの電力消費がありますが、蓄電池からの放電(水色棒)によってまかなうことができています。
この実際のグラフから見ても分かる通り、
太陽光と併用して蓄電池を使用することにより、
1日を通して買電(オレンジ色棒)をほとんど行っていないことがお分かりいただけると思います。
導入して分かった蓄電池のメリット3選
それでは本記事の本題に入りたいと思います。
実際に蓄電池を使用している我が家が、使ってみて分かった蓄電池のメリット&デメリットをご紹介します。
まずはメリット3選からです。
メリット①:夜も電気代がタダ!
まず1つ目が、「夜も電気代がタダ」ということです。
蓄電池を導入することによって、昼間自家発電した電力を、夜間に自家消費することが可能になります。
我が家では、だいたい夕方の18時から20時にかけて、夕飯の支度や洗濯・お風呂を済ませます。
その夜間の時間帯には、当然太陽は沈んでいるので、太陽光発電はできないのですが、
昼間に蓄電池へ電気を貯めているので、そこからIHコンロや洗濯機やお風呂へ給電して消費することが出来るのです。
それにより、自家発電ができない夜間においても、買電することがほとんど無いので、
夜も電気代がタダ!となるのです。
売電単価よりも買電単価のほうが倍近く高いため、
売電によるメリットよりも、自家消費を最大化させて買電をしないことによるメリットを狙ったほうが、経済効果は高いです!
メリット②:昼間の余った電気をストックできる!
2つ目のメリットが、「昼間の余った電気をストックできる」ということです。
なぜこれがメリットなのかというと以下の3つの理由があります。
- そもそも蓄電池が無いと電気を貯めておけない
- 昼間に家にいることが少ない
- ストックした電気を夜間に使える
まず、そもそも太陽光発電システムだけの導入だと、自家発電した電気を貯めておくことができません。発電した電気は、すぐに消費するか、消費できなければ売電することになります。
そして、子育て世帯は特に、意外に昼間家にいることが少ないです。我が家も昼間は、妻と子供は外に遊びに行くことがほとんどで、家にいたとしても電気をつけなくても明るいためほとんど電気を使用しません。蓄電池が無いと、せっかく昼間にたくさん発電したとしても、ほとんど全て売電されることになりますが、売電単価は16円と買電単価30円の約半値なので、とても勿体無いです。
最後に、ストックした電気は、夜間のIHや洗濯機やエアコンに給電が可能なので、自家発電による自家消費を最大化することができるため、その分の電気代を浮かせることにより経済的メリットを最大化することが可能になります。
太陽光発電システム単体よりも、蓄電池とのセットのほうが、自家消費を最大化できる=経済的メリットを最大化できます。
特に東京都在住の方であれば、太陽光発電システムにも蓄電池にも多額の補助金が出るためオススメです!
メリット③:停電時にも何とかなる安心感!
3つ目のメリットが、「停電時の安心感」です。
蓄電池を導入することで、電気を貯めておく機能を得ることになります。
これはつまり、万が一停電したときでも電気を使えるということです。
停電時にも、我が家は蓄電池から電気を放電し、冷蔵庫やテレビなどに給電が可能です。
冷凍庫の氷が溶ける心配も無いですし、テレビから災害時のニュース情報を得ることも可能です。
このように、万が一の災害時(停電時)にも、普段通り生活が出来るという安心感は非常に大きなメリットだと思います。
導入して分かった蓄電池のデメリット3選
さて、ここまで蓄電池導入によるメリットについて紹介しましたが、
続いて実際に導入して分かったデメリットについて3つ紹介したいと思います。
デメリット①:導入費が高く回収に時間がかかる!
まず1つ目が、「導入費が高い」ということです。
一般的に家庭用蓄電池の導入費用は安くても約200万円と言われています。
※エコでんちより引用
そのため東京都などの補助金がたくさん出る地域以外の方は、蓄電池の導入はオススメできません。
導入費用が高ければ高いほど、黒字化するまでに時間がかかってしまい、お得を享受できるまでに何十年もかかってしまう可能性が高いからです。
逆に東京都在住の方であれば、都から破格の補助金がもらえるためオススメです。
うにパパ家は太陽光&蓄電池セットで、実質負担57.4万円で導入することができました。
具体的な見積もりと値引き額、補助金内訳については以下の記事で公開していますので、ぜひご覧ください!
デメリット②:雨や曇りだと昼間MAX充電できない!
そして2つ目のデメリットが、「雨や曇りの日にはMAX充電ができない」ということです。
雨や曇りの日だと、日射量が少なく、どうしても太陽光発電による自家発電量が少なくなります。そうすると、余剰電力が生まれずに、蓄電池への充電量も少なくなり、MAX100%まで充電できない日があります。そうすると、その日の夜間などは蓄電池残量が0%になってしまい、以降は買電せざるを得なくなります。
実際に1日中雨だった日の発電&蓄電状況のグラフがこちらです▼
昼間8時から15時ごろの発電量(緑色棒)が少なく、消費(黄色棒)を下回っている時間帯もあります。
そのため、この日は蓄電残量(水色線)がMAXの100%まで達しませんでした。
デメリット③:昼間の充電が少ないと夜に買電することに!
そして3つ目のデメリットが、「蓄電残量が少ないと夜に買電することになる」ということです。
先ほどのグラフで示したように、雨や曇りの日だと、発電量が少なく、蓄電残量100%まで充電することができない日もあります。
そういう日の夜間には、消費量を蓄電池に貯めた電気だけでまかなうことができずに、仕方なく買電することになります。
実際に1日中雨だった日の夜のグラフがこちらです▼
日中に十分な発電ができずに、蓄電残量が0%で日中帯を終えてしまっています。
そういった日の夜は、消費した分だけ買電することとなります。
このような”十分に蓄電ができずに夜に買電しなくてはならないような日”は、
我が家の場合、月に3日から5日くらいある感覚です。
ですが、毎月買電価格よりも売電価格のほうが上回っていて、電気代実質0円を実現できています!
我が家が月にいくら得しているのかについて、下記の記事で公開していますので、ぜひご覧ください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
本記事では「蓄電池のメリット・デメリット」について、実際に導入した我が家の目線で解説しました。
ポイントを以下にまとめます。
我が家と同様に、都内戸建てのパパさん・ママさんは、
蓄電池の導入によって得られる経済的メリットは本当に大きいです。
「じゃあウチの場合だといくらで導入できるの?何年でペイできるの?」と興味を持たれた方は、ぜひ一度専門業者へ相談されてみてはいかがでしょうか。
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